誰かが作った光を頼りに、道を歩いていた。
行き先があったわけでもなく、何かを探していたわけでもない。
ただ、夜の感触だけが残っている。

本作は、2011年に綱島で撮影された写真によって構成された一冊。
あてもなく歩いた夜の中で立ち上がる、内面の揺れと感触の断片を収録している。
「無名の夜に」シリーズ第三作。